愚陀佛庵 インターネット俳句会

結果発表

過去の結果発表

特選受賞句には選者の八木健デザインの「ハイクアート」が添えられます。
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平成29年2月の結果

特選(10句+俳句アート)  秀逸(10句)  入選(30句)

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 特選、秀逸、入選作品の著作権は主催者に帰属します。
    また、それらの作品は俳句番組などでご紹介させていただくことがあります。

【特選】串抜かばそそと逃げ出す目刺かな(椋本望生)八木健からのコメント:擬人化ですね。俳句はどの段階を描くのが良いか。この句は現在進行形である。最初は「連ねられ諦めてゐる目刺かな」

【特選】暗殺の真相抱え鳥雲に(佐東亜阿介)八木健からのコメント:時事俳句ですね。時事俳句は時の経過とともに古びてしまうので作りたがらないが今を生きる俳人ゆえに句にしておくべき。

【特選】佛佛と七草粥の有り難し(中村東太)八木健からのコメント:佛佛はオノマトペだが漢字で書いて広がりと説得力を生んだ。七草粥の風習は中国の「七種菜羹」に由来があるとか

【特選】啓蟄や生き物すべて影を持ち(林 半寿)八木健からのコメント:俳句は視覚的な表現がよろしい。しかし、啓蟄に虫が這い出るのは観念だからもののかたちに影をつけて立体化した知恵者

【特選】破廉恥の字バレンタインデーに隣る(石川焦点)八木健からのコメント:俳句は言葉遊びに原点がある。八木健にも言葉遊びの句は山ほどある。恋のチョコ手渡しするはバレタイン なんてどうかな

【特選】塀を越えくる春風と泥棒と(汝火原マリ)八木健からのコメント:俳句の本来は「滑稽」である。この句の滑稽は裏切りである。春風のマイナスに泥棒というマイナスを並列に書いて可笑しい

【特選】とぐろ巻くマフラーの列夜行バス(芳海拓未)八木健からのコメント:十七音字の一か所読者を驚かす何かがあれば良い。題材だったり、表現だったり。
この句は列を「とぐろ」見て勝ち点を得た

【特選】春風やダンボの耳をひるがえし(田中 庵野)八木健からのコメント:俳句は想像の産物でもある。ちらりと脳裏に浮かんだ風景を断定して描く。しかし、この句は季語が出発点で発想されたか

【特選】チューリップ人居なければ寄りかかり(城内幸江)八木健からのコメント:俳句は読者に想像してもらう参加型文芸である。寄りかかったのは人かチューリップか。取り合わせと一物づくりのお勉強

【特選】旧式の便座に尻の冴返る(辻 雅宏)八木健からのコメント:古来の季語をどう使うか。そこ問われている。尻が冴え返るなどと言った俳人はいない。旧式の尻に便座の冴え返る(八木健)

秀逸

焼芋の売声家に突き刺さる垣内孝雄
銃めける音の弾けて牡蠣焼ける山畑 洋二
クロッカスたちまち画布に乗り移る照幸
ピノキオの鼻のめざわり春愁い児玉 リツ子
飛行機の腹よく見えて花曇小川めぐる
脚生えて慌ただしげや蝌蚪の国渡邉高志
髪留めの外れてかほる春灯し土屋虹魚
ライオンを脅してゐたる蜂の針渡邉春生
ほころびの顔や瞳や梅一輪泉 宗鶴
春愁や義理てふチョコがやつて来る田村利平

入選

今日もまたセンター試験の風強し森岡滋夫
振り子時計春の乳房の右左まどん
一身に香煙浴ぶる初詣野中 たかし
おさげ髪モネを真似して春日傘吉野ふく
立春や尻の耀ふ天使像澤田聖吾
しょうが湯の向こうに熱きサッカー場句ゼミ 雪雀
春遅しこつこつとゆく内視鏡町田葦高
戯言と捨て置き蒔くや花の種百合乃
気に入らぬ証明写真二月尽朶美子
白魚の跳ねた喉越し青ざめるなおろーず
満月の星と競いし光かなカオリン
ぼろ市で着ている服を脱がされし森鼻恵実子
蔵開き振る舞い酒にほろほろに荒木眞由美
南国に初雪舞し春二月斜木 美秋
年金と終身保険 蜆汁伊藤和幸
三角四角丸くはいかぬ猫の恋平光 俊明
天平に思ひ巡らせ梅に立つ大津英世
絵踏みせし汚れやマリア母子像伊奈川富真乃
恵方巻現場に電柱やって来し司啓
伊予柑のクレヨン描いて籠を置き大久保俊克
俺に似てなどと言うては水温む歌川 聖一
春愁やひとつ無くしたイヤリング 小鞠(コマリ)
告白の機を失したまま卒業す田中 雅文
干したシャツ大見得切りて春一番平田 守弘
ふらふらと病窓にあり朧月龍臣
この赤はホットワインになりたがるかをり
顔洗ひまた顔洗ふ猫の午後蓼科川奈
妣の席動かぬ猫に目刺焼く雛まつり
断捨離を終えて孤高の枯れ木かな入江 澄泉
手おとしのコ─ヒ─の朝長閑なり春桜
大河へと歩み始めん雪解水北野すみれ
夜半の冬欠伸の友を探し行くよし生
数の子や本物多しと言う表示篠﨑順子
飛行機が切り裂く夏の蝉しぐれどううらあきら
寒木の気配を消して佇めり雪子
顔(かんばせ)にしみ二つ三つ古雛松永房子
青空の青の弾くるしやぼん玉龍野ひろし
トランプもババの抜き過ぎ凍て返る前田
雪の夜 汽車を連結してる音外崎 紅馬
森の声四温の風に乗り来る藤本禮造
髪切つて風の向こうの春に立つまこ
麗日の踏切貨車はゆるゆると高尾 彩
ゴミの日の鴉は強気冴え返る大本時子
灰色は春色めいてやや憂鬱李子
いぬふぐり名親恨みつ道端に山田裕司
春寒や点滴とせる根競志保川有
囀りや背伸びして見る和算額石塚佳代子
梅見頃一輪妻の髪に降り晴好 雨独
退却も已む無し畔の犬ふぐり渡邉竹庵
春めくや子に贈られし夫婦箸はずきめいこ
春の宵社内恋愛敬語なり花伝
菜の花に塗(まみ)れし子犬許さうか芹澤順子
舌に躍(おど)る白魚の死の予感かな比々き


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