愚陀佛庵 インターネット俳句会

結果発表(平成29年7月開催分)

特選受賞句には選者の八木健デザインの「ハイクアート」が添えられます。
ハイクアートは画像をクリックして拡大先から印刷・ダウンロードください。


平成29年7月の結果

特選(10句+俳句アート)  秀逸(10句)  入選(61句)

 特選作品のハイクアートは、画像をクリックすると拡大表示されます。
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【担当者よりお知らせ】
七月末締め切りで特選になった句が他の俳句雑誌の9月号に掲載されていました。削除しました。
以下はご投稿にさいしてのお願いです。
投稿して掲載されなかった俳句を再度投稿しないようにお願します。

【特選】金魚屋の金魚に面を覚えらる(垣内孝雄)八木健からのコメント:俳句は文芸じゃからして、「嘘」書いてもかまわんじゃけんど、本当だと思い込ませてくれれば合格じゃ。あれれ、金魚がなんか言ってるね。餌か。

【特選】口紅のをとこ泣きをり村芝居(比々き)八木健からのコメント:台本に「ここでおよよと泣く」とあったのだろう。しかし、演技じゃなくてホントに泣いてるのかもしれんな。なに?かみさんに逃げられたのだと 嗚呼

【特選】この世へとこぼれてをりぬ子蟷螂(篠﨑順子)八木健からのコメント:未熟児みたいな子蟷螂がこぼれ落ちるさまを、「この世へ」と描写して巧みである。誰も知らない世界を句の残すのも俳句の役割だろうね。

【特選】今日なにもする気になれず心太(花伝)八木健からのコメント:「取り合わせ」の句はふたつのものが「地下水脈でつながっていることが肝心。この句の場合「脱力感」である。例えば「温め酒」では合わないだろね。

【特選】むずがる児乳含ませて遠はなび(はずきめいこ)授乳の間は、ヒマをもてあますだろう。花火を楽しみながらはちょうどいいね。しかし、乳を出す意思が母親にないと「むずかる」らしい。真面目にね

【特選】ウエストの括れし蟻の悩ましき(龍野ひろし)八木健からのコメント:俳句は正直を書くものだから、後日「ああ恥ずかしい」てなことになる場合もある。しかし、それを恐れては「つまらん句」ばかりになる。難しいね。

【特選】ビール飲むいくらでもある飲む理由(かをり)八木健からのコメント:これがビールだから、一句として成立するんだね。コーヒーだとダメ、熱燗もだめ。全体的に説明の句だがそういうのも「あり」なんですね。いい感じ

【特選】木道は挨拶疲れお花畑(森鼻 恵実子)八木健からのコメント:「こんにちは」「はあいこんなにちは」「水芭蕉咲いてましたか」「座禅草見ましたよ」も木道はたしかに「挨拶で疲れる」「いいヒトばかりだからね。

【特選】米を作れず向日葵百万本(葦たかし)八木健からのコメント:乗用車を売るためには、米を輸入せにゃならんから減反するわけで米作農家は「つらいね」百万本の向日葵を咲かせて心のどこかで泣いている俳句だ。

秀逸

飲み切って乾いた音にラムネ玉山畑洋二
夏場所や贔屓力士の絆創膏吉野ふく
かなかなと同じ調べを歌うかなかな田中庵野
七夕やネイルに一つ星浮かべ蓼科川奈
一歩ずつ眼を馴れさせて木下闇新米
ケンカして乱暴に切る冷奴城内幸江
名の有無に関はらず刈る夏の草前田和男
髷つけて力士のごとしはじけ豆さとう菓子
崩れ落つ肉塊のごと紫木蓮よし生
軒まではちょろいもんだと朝顔がKかれん

入選

雲の峰新造船の支綱断つ輝久
ゴキブリや吾も深夜の徘徊者入江 澄泉
父在らば枇杷の実のなほ甘きかな高橋美弥子く
朝の蜘蛛母の言の葉吐きに来るく辻が花
彼の人が渡ってくるよな天の川田中雅文
扇風機さえ付けて居ない姉である石川順一
持家で身動き出来ぬ蝸牛野中 孝
すれ違う人の面影走り梅雨高橋信治
玄関はこちらですよと金糸梅田中亜希子
タレントのやうにはしやいで鰻食う歌川聖一
たち悪しヒステリックな男梅雨司啓
姉妹ともに長寿やさくらんぼ松永房子
さるすべり噂の母になりました澤田聖吾
このパセリ食ふか舐めるか放つとくか土屋虹魚
盆の月もののけ住むといふ森に佐々木志緒
向日葵の凛として見る青き空森岡滋夫
願うには 年老い過ぎた 星月夜居並小
日々戦ヤスデ大量発生中平田 守弘
憂鳥が先卵が先か明易し平光 俊明
曼珠沙華触れし朱色に自負ゆらぐ合乃
逆転の打席に入るや夕立雲伊奈川富真乃
宛先は言はぬが花よ落し文大津 英世
サングラスかけてますます黒い顔奥村僚一
一人居の未練の声や水中花児玉リツ子
一息を入れて棚田の涼しさよ李子
白菊や手向ける数あり鄙の里由利庵
極楽の人が早朝観蓮会大久保俊克
夏服に齢を隠すべくもなく田村利平
遠雷や見る間に来る吾が頭上伊藤和幸
空かくし若葉広がる遊歩道大谷芳生
サングラス手にはスマホの平成子永井和子
女子高の二人が啜る冷し麦照幸
月光を浴びて妖艶水海月香壺
草茂る 風の冷たさ 畳のうえ岡田廣江
夕焼や帰らぬと駄駄こねる声く晴好 雨独
墨の香やあぢさゐ寺の花頭窓吉沢美佐枝
諦めは最後の最後かたつむり雪子
ペディキュアを手花火照らす裏の路地佐東亜阿介
茄子歯の漫画久しき夏座敷渡邉高志
サングラスかけて「あぶない刑事」気分辻 雅宏
じいじいの膝奪り合ふや遠花火志保川有
追い風に悠々飛翔ごきかぶり高尾彩
夏休み母子の会話増えるかなカオリン
足跡のつかぬ別れや夏の霜小鞠
耐え切れず滴りひとつ落ちにけりまこ
百日紅花重たげに垂れをりて斜木 美秋
ステテコでうなぎを買うたる土用かな原 龍臣
冷麦や些事するする流し込むときこ
山裾をめくりて育つ雲の峰椋本望生
サムキナツ賢治オロオロアルキタル彩楓
怪しげなドリンク夫の暑気払ひ三泊みなと
申し訳なさげに呉るるトマトかな露玉
竹婦人抱いて寝ている夫なんか雛まつり
雨蛙受け取り拒否の蛇の目傘渡邉竹庵
虫時雨夫婦喧嘩のはばからず杉島紘子
空蝉や医師にしばしの時あずけ森内梅子
夏休み父のマグマと子のマグマ汝火原マリ
少年の大志鮮やか夏の雲花南天
フラダンス波の手の先夏の月斎乃雪
秋めくやカフェオレボウル君と挽く大槻 税悦
向日葵や頼るが苦手のまま四十路霞山旅


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