愚陀佛庵について

【お知らせ】

2010年7月12日の記録的な豪雨で、松山城の城山において大規模土砂崩れが発生し「愚陀佛庵」が全壊しました。
愚陀佛庵の再建に向けて

愚陀佛庵

114年ぶりに「松風会」句会復活。全国の結社が句会を開催しています。(現在休会中)

萬翠荘の裏手にある愚陀佛庵は、夏目漱石が英語教師として松山中学校に赴任した際、下宿していた上野家の離れを当時の雰囲気そのままに復元したものです。
正岡子規が療養のために居候し、1階に正岡子規、2階に夏目漱石が住み、52日間共に過ごし、俳句づくりに没頭しました。小説「坊ちゃん」はここで過ごした松山での教師体験を元に生まれました。
この「愚陀佛庵」という名前は夏目漱石の自分の俳号「愚陀佛」から名付けたという説と、正岡子規が「愚陀佛がいる庵」と呼称しているところから、正岡子規が名付けたという説があります。

愚陀佛庵で開催された俳句結社の句会での作品紹介

桔梗活けてしばらく仮の書斎哉(正岡子規)

愚陀佛は主人の名なり冬籠(夏目漱石)

愚陀佛庵のご案内

開館日 閉館中
電話番号 089-921-3711

三庵めぐり

この愚陀仏庵の他に、放浪の俳人・種田山頭火が終焉の地と定め往生を遂げた一草庵(いっそうあん)。さらに、江戸時代を代表する俳人・栗田樗堂(くりたちょどう)がつくった庚申庵(こうしんあん)があり、松山に根付く俳句の歴史をたどる「三庵めぐり」が人気です。

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